原子と原子核の構造

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原子と原子核の大きさ

(R4.5, R3.4, R2.4(化学), R1.3)
・原子の直径
10-10m

・原子核の半径R
 R:10-15~10-14m
 R=r0×(質量数)1/3 
 r0:1.2~1.4×10-15

・同位体
同一原子番号で,中性子数が異なる核種の関係

・安定同位体
放射性壊変を起こさない同位体
 原子番号と中性子が偶数のものが多い
 原子番号が大きくなるにつれて,中性子が過剰の状態で原子核は安定する

・放射性同位体
放射性壊変を起こす同位体

・同重体
質量数が互いに等しい関係

・核異性体
原子核が一時的に励起した状態を保っている状態

・同素体
同一元素の単体で,原子の配列(結晶構造)や結合様式の関係が異なるもの

 

量子数

(R4.31, R4.3(化学))

主量子数(n) 方位量子数 磁気量子数 スピン 配置可能電子数
1(K殻) 0 0(s) ×2 2
2(L殻) 0 0(s) ×2  8
0,1 1(p)=-1,0,1
3(M殻) 0 0(s) ×2 18
0,1 1(p)=-1,0,1
0,1,2 2(d)=-2,-1,0,1,2

 

素粒子

(R3.2, R2.4.5)

名称 電荷 スピン 質量 原子質量/静止エネルギー クォーク構成
陽子 +1 1/2
(アイソスピン)
1 mp=1.007u/ mpC2=938MeV uud
中性子 0 -1/2
(アイソスピン)
1.001 mn=1.008u/ mnC2=939MeV udd
電子 -1 1/2 0.0005 me=0.0005u/ meC2=0.511MeV
フォトン 1 0 0

・u:アップクォーク
 d:ダウンクォーク


・原子質量
(R4.11)
:1u=1.66×10-27kg=931MeV
 12Cの原子1つを12u,1原子質量をその1/12と定義


・重陽子

:水素の安定同位体である重水素の原子核をいい,
 陽子と中性子の2個の核子で構成されている


・三重陽子(トリトン)

陽子1個と中性子2個で構成される


・核磁気モーメント

:原子核の磁気モーメントであり,陽子および中性子のスピンから生じ,
 陽子と中性子の数がともに同じかつ偶数の場合にのみ核磁気モーメントはゼロとなる

 

4つの力

 (R5.31, R2.6)

4つの力 電磁相互作用 重力 弱い相互作用 強い相互作用
相対強度 ~10-2 ~10-39 ~10-13 1
作用距離
(1/距離^2に働く)
∞ 
(1/距離^2に働く)
ほぼゼロ 近接~10-15m 
 クーロン力 引力 β壊変,
μ粒子崩壊
 核力

 

結合エネルギー

 (R5.31, R3.5)
核力(強い相互作用)によって生じる
距離が離れると効果がない

・原子核の質量は構成核子の質量の和より小さい
質量欠損核子間の結合エネルギーに消費

・質量60(Feくらい)近くで最大となる
→Feの結合エネルギー:8.8MeV

・核子当たりの平均結合エネルギーは1~9MeV

・陽子-陽子間にはクーロン力も働く

・α粒子は極大値を取り,約7MeV

 

電離・励起 

・W値 
(R4.15.27, R2.15)
1イオン対を生成するのに必要なエネルギー
 電離エネルギーの約2
 放射線の種類に依らない値
 原子番号が大きい
→ W値が小さい
 空気のW値=34eV
 水素のイオン化エネルギー=13.6eV

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 R3.19 → 物理学の令和3年の19問目
 R3.14(生物) → 物理学ではなく、生物学の令和3年の14問目
 R2.15 → 物理学の令和2年の15問目
 R1.2.3 → 物理学の令和1年の2問目と3問目


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