令和7年度 物理 第1種放射線取扱主任者試験 解説と模擬問題

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総評

 選択式全30問中、無理問題1問、難問3問
 文章題では問31のⅢが難問指定
 弾性散乱に関する問題が目立って難しかったが、それ以外は例年通りか

 

模擬問題

令和7年度 物理

国家試験問題そのものではなく、模擬問題です
令和7年度の過去問を参考に、解けなくてはならない問題のみが出題されます
不適切問題がありましたら、ご連絡いただけるとありがたいです

1 / 25

荷電粒子の加速に直流電場を用いる加速器として正しいものはどれか。

2 / 25

0.024 eVの中性子の速度[m・s^-1]として最も近い値は、次のうちどれか。ただし、中性子の質量は1.7×10^-27 kgとする。

3 / 25

放射能が3.7×10^6 Bqの210Poの質量[g]として、最も近い値は次のうちどれか。ただし、210Poの半減期を138日とする。

4 / 25

放射線検出器に利用されるシンチレータに関する次の記述のうち、正しいものはどれか

5 / 25

コンプトン散乱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

6 / 25

電子・陽電子対生成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか

7 / 25

計数値の相対標準偏差を0.5%以下にするために必要な最小の計数値は、次のうちどれか。

8 / 25

γ線スペクトロメータでエネルギー10 MeVのγ線を測定したとき、コンプトン端のエネルギーに最も近い値は、次のうちどれか。

9 / 25

次の核反応の式のうち、誤っているものはどれか。

10 / 25

20 MeVの中性子と弾性散乱した反跳炭素原子核(12C)の最大エネルギー[MeV]として最も近い値は、次のうちどれか。

11 / 25

0.20 MBqの標準線源を、分解時間が200 μsのGM計数管で測定したところ、計数率は1000 s-1であった。このGM計数管の計数効率(%)に近いものはどれか。

12 / 25

7.5年前にA1であったとある核種の放射能が、現在A0に減衰した。現在から15年後の放射能をA2とすると、A2/A1の比に最も近い値は次のうちどれか。この核種の半減期を30 yとする。

13 / 25

中性子と物質の相互作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか

14 / 25

次の記述で正しいものはどれか。

15 / 25

E=mc2の式に関する記述で誤っているものはどれか。

16 / 25

次の積のうち、無次元となるものはどれか

17 / 25

陽電子に関する次の記述のうち、正しいものはどれか

18 / 25

中性子に関する次の記述のうち、正しいものはどれか

19 / 25

中性子の発生を伴う核反応または壊変として、正しいものはどれか。

20 / 25

熱ルミネセンス線量計(TLD)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

21 / 25

液体アルゴンから生じるシンチレーション光の最大発光波長は、約130 nmとして、この波長をもつ光子のエネルギー[eV]として最も近い値は次のうちどれか。

22 / 25

次の記述のうち、正しいものはどれか。

23 / 25

次の定数とその単位に関して、正しいものはどれか

24 / 25

次の記述のうち、正しいものはどれか。

25 / 25

次の物質のうち、その物質中での10MeV α線の飛程[mg・cm-2]が最も大きいものはどれか。

あなたのスコアは

平均スコアは 27%

0%

 

解説

 対策ノートで対応できていた問題に関しては特に記載しませんので、下記のページを参照して下さい

物理学 トップページ
・基本知識・放射線物理学・放射性壊変・原子と原子核の構造・加速器・荷電粒子と物質の相互作用・X線の発生・光子と物質の相互作用・中性子と物質の相互作用・気体の検出器・固体・液体の検出器 放射線と物理、に加えて測定系も多く出題される範囲 出題範囲が物理と被りやすいので、対策ノートではどちらかに記載してあるはず 記事検索を使っていただけると探しやすい 出題方式としては選択問題30問30点、文章問題大門2問30点の計60点 物理に関しては出題範囲が多いことが特徴 他の科目に比較して1.5倍くらいあるので、内容こそ難しくない場合が多いが、とにかく覚えることが多い 対策ノート的にも、物理の中に測定系のノートを加えているからでもあるが、ボリュームがあるので早めに手を付けておきたい範囲ではある

 ここからは当サイトが独断と偏見で、難問または無理問題として認定した問題について解説します

問14 無理問題

 ラザフォード散乱の断面積に関する問題
 もちろん初出なので普通の受験生には解けないと思われる問題
 ちなみに次もラザフォード散乱についての問題なので、一応少しだけ対策ノートは対応済み

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類 (R1.14)相互作用相互作用の相手電子のエネルギー発生するもの弾性散乱原子(核)不変なし衝突損失(電離,励起)軌道電子減少特性X線,オージェ電子放射損失原子核減少制動X線チェレンコフ効果原子減少青色光・弾性散乱 衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱*ラザフォード散乱 (R7.14.15):ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱 反応断面積σ(θ)は各電荷の二乗に比例する ・非弾性散乱 衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱・制動放射 (R3.15) 荷電粒子が原子核の電場により制動を受け,そのエネルギーを光子として放出する現象・チェレンコフ放射(R5.11, R4.14) 荷電粒子が透明な誘電物質中(屈折率n)を通過するとき,物質中での光の速度(c/n)を超えた速度(v)で移動した場合に,分極によって位相が重なり,可視光(青色)が円錐形状に放出される現象 屈折率nの大きい物質で発生する 発生時間が非常に短く,シンチレーションの発生よりも短い*電子の場合:水中で0.26MeV以上で発生  臨界エネルギー:n(V/C)≧1*チェレンコ...

 

問15 難問

 弾性散乱(ラザフォード散乱を含む)についての基本的なことを問う問題
 これらが光電効果とか衝突損失とかチェレンコフ効果とかだったら良いが、弾性散乱に対してこれは難しいのでは?と思い、難問指定

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類 (R1.14)相互作用相互作用の相手電子のエネルギー発生するもの弾性散乱原子(核)不変なし衝突損失(電離,励起)軌道電子減少特性X線,オージェ電子放射損失原子核減少制動X線チェレンコフ効果原子減少青色光・弾性散乱 衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱*ラザフォード散乱 (R7.14.15):ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱 反応断面積σ(θ)は各電荷の二乗に比例する ・非弾性散乱 衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱・制動放射 (R3.15) 荷電粒子が原子核の電場により制動を受け,そのエネルギーを光子として放出する現象・チェレンコフ放射(R5.11, R4.14) 荷電粒子が透明な誘電物質中(屈折率n)を通過するとき,物質中での光の速度(c/n)を超えた速度(v)で移動した場合に,分極によって位相が重なり,可視光(青色)が円錐形状に放出される現象 屈折率nの大きい物質で発生する 発生時間が非常に短く,シンチレーションの発生よりも短い*電子の場合:水中で0.26MeV以上で発生  臨界エネルギー:n(V/C)≧1*チェレンコ...

 

問21 難問

 α線の飛程に関する問題
 物質ごとのα線の飛程を問う問題
 α線は紙一枚で止められるといわれるくらいに飛程が短いが、それを物質ごとでの違いを問うのは珍しい気がするので一応難問認定
 とはいえ、選択肢を見ればなんとなくで答えはわかりそうな内容

荷電粒子と物質の相互作用
相互作用の種類 (R1.14)相互作用相互作用の相手電子のエネルギー発生するもの弾性散乱原子(核)不変なし衝突損失(電離,励起)軌道電子減少特性X線,オージェ電子放射損失原子核減少制動X線チェレンコフ効果原子減少青色光・弾性散乱 衝突によって相手粒子の内部エネルギーを変化させない散乱*ラザフォード散乱 (R7.14.15):ごくまれな確率で原子核と衝突しておこす大角度の散乱 反応断面積σ(θ)は各電荷の二乗に比例する ・非弾性散乱 衝突によって相手粒子を励起状態にする場合の散乱・制動放射 (R3.15) 荷電粒子が原子核の電場により制動を受け,そのエネルギーを光子として放出する現象・チェレンコフ放射(R5.11, R4.14) 荷電粒子が透明な誘電物質中(屈折率n)を通過するとき,物質中での光の速度(c/n)を超えた速度(v)で移動した場合に,分極によって位相が重なり,可視光(青色)が円錐形状に放出される現象 屈折率nの大きい物質で発生する 発生時間が非常に短く,シンチレーションの発生よりも短い*電子の場合:水中で0.26MeV以上で発生  臨界エネルギー:n(V/C)≧1*チェレンコ...

 

問28 難問

 同時計数率に関する問題
 じっくり考えればわかるかもしれないが、まず文章が5行もあり、出てくる変数も良くわからんとなると少し難しいか

 

問31 Ⅲ 難問

 球形の電離箱に関する問題
 たった3問だが、これは全体的に計算が難しいので一旦飛ばして余裕があるならあとでゆっくりといたほうが良い
 問題を飛ばす際は適当に選択肢を塗りつぶしてから次の問題に移るように

コメント

対策ノートの使い方

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 赤シートは上記の商品ような下敷きタイプの大きいものがお勧め

・★マーク:特に重要な箇所

・出題年数の見方
 例:物理学の対策ノートで(R3.19, R3.14(生物), R2.15, R1.2.3.4)
 R3.19 → 物理学の令和3年の19問目
 R3.14(生物) → 物理学ではなく、生物学の令和3年の14問目
 R2.15 → 物理学の令和2年の15問目
 R1.2.3 → 物理学の令和1年の2問目と3問目


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